に投稿

母と女性教職員の会全道集会

イベントのお知らせです。

毎年全道各地で開催されている「母と女性教職員の会」の全道集会ですが今年は開催地が札幌です。というわけでみなさんぜひご参加下さい。大会2日目は13の分科会がありますが、第1分科会は「しょうがい児教育の問題」で、内容は「しょうがいのある子もない子も、ともに学び、ともに生きるために」です。

 

第60回北海道母と女性教職員の集い

「憲法を守り、知恵と勇気と行動で子どもにしあわせを!平和を!」

 

7月25日(土)13:00~16:00

全体会 (場所・札幌コンベンションセンター)

 

記念講演

「核のない平和な世界をめざして~第五福竜丸を語り継ぐ~」

市田 真理さん(第五福竜丸展示館学芸員)

 

 

7月26日(日)9:30~15:30

分科会(場所・札幌市立向陵中学校)

 

 

参加費  700円(資料代)

当日参加 可

 

*会場へは公共交通機関をご利用ください

*分科会には上靴、靴袋が必要です

*25日は終了後交流会もあります(800円)場所は札幌テレビ等2階

会議室です。

に投稿

6月の例会のお知らせ

今月の例会のお知らせです。

 

日時  6月30日(日) 13時30分~16時30分

 

場所  札幌エルプラザ 3階  和室2

札幌市北区北8西3)

 

就学問題や学校生活での問題などを中心に話し合います。

 

会員でないかたもどなたでも参加できます。

 

ぜひお越しください。

 

(青野 比奈子)

に投稿

母と女性教職員の会 豊平・清田区のつどい 

札幌市母と女性教職員の会  豊平・清田区のつどい  のご案内です

 

「子どもたちの今~「発達しょうがい」について考える~」

       講師・坂井翔一さん(札幌市自閉症・発達障がいセンター

                     「おがる」相談員)

今回の「札幌市母と女性教職員の会 豊平・清田区のつどい」は「子どもたちの今」シリーズの第4弾として、札幌市自閉症・発達障がい支援センター「おがる」の相談員:坂井翔一さんをお招きし、「発達しょうがい」とは何か、どのような配慮が必要かについて教えていただいたり、学校・家庭での状況を交流したりする中で、つどい参加者とともに、子ども・お母さんのために何ができるかを考え合いたいと思っています。

お母さん、女性教職員はもとより、家庭、知人、友人、男性を誘って、ふるってご参加下さい。

  日時:2015年6月18日(木)  17時30分~20時

  場所:美園小学校

       (豊平区平岸5条7丁目2-21)

         *地下鉄南北線平岸駅  徒歩15分

         *地下鉄東豊線美園駅  徒歩10分

  ・参加費無料

  ・男性の参加、大歓迎!

  ・駐車場が狭いので、公共交通機関をご利用下さい

  ・託児が必要な方は6月16日(火)までに下記にご連絡下さい。

 <お問い合わせ>

  「札幌市母と女性教職員の会」事務局

   ℡ 011-561-2278(担当 長尾)

 

 

に投稿

DPI全国集会に参加して

5月30~31日に福島県郡山市で開催された「第31回DPI日本会議全国集会in福島」に参加してきました。

1日目は2015年度の総会のあとADA(障がいを持つアメリカ人法)のドキュメントビデオの上映、2日目は午前中が全体会(テーマ「障害者権利条約が目指す、全ての人が尊重される社会に向けて」)、午後からは分科会というプログラムでした。

 

私が参加した分科会は、教育「障害者差別解消法をインクルーシブ教育の確立に活かすために必要なこと~成果を各地へ持ち帰って、運動を展開しよう~」でした。

報告では石巻市在住で、重度障がいを持ちながら地域の小中学校で過ごしてきたTさんのお母さんが映像を交えてお話をされました。Tさんが先生や周りの子どもたちと一緒にいることがあたりまえに生活されている様子はとても素敵でした。そして私がなにより素晴らしいと思ったことは、震災で避難所にいたときにも友だちがTさんにたくさん関わってくれたということでした。日常生活を共に過ごす土台があれば、たとえ非日常の事態になってもそれは変わらないのかもしれません。

また、大阪のH先生からは、今展開されている「つきそいをなくそうキャンペーン」の報告がありました。

 

その後の指定発言で私も時間をいただいたので、札幌市の学びのサポーターの問題点とつきそいについてのお話をさせていただきました。

 

学びのサポーターについての問題点はまず「時間数が少ない」ということです。必要とする子どもの人数に対してのサポーターの時間数が足りないのです。サポーターの時間数は子どもに人数ではなく学校単位で決められるので、対象の子どもの人数の多い学校は余計に足りなくなります。また、サポーターの活動内容は、対象の子ども個人についても、学級全体についてもよく、それはその学校の判断です。ですから保護者が自分の子どもについてもらいたいと思っていても、学校が「うちは個人ではなく学級全体の支援をしています」と言えばその要望が叶わないこともあり、結局親がつきそわなければならないこともあるのです。

 

また、もうひとつは「サポーターの活動内容と立場のあいまいさ」です。

学びのサポーターの活動内容は、学習支援の他に日常動作の介助となっています。しかし、介助の部分について、どのような指導や研修が行われているかわかりませんが強制されないところがあるようです。そのため学習支援はサポーターが付いていても、給食や排せつ等の介助のために親が学校に行かなければならないということも起こっています。プール学習やスキー学習も同じです。学びのサポーターはその立場が「有償ボランティア」となっており、時給もかなり安い金額ですからボランティアの気持ちのあるかたがなさっている仕事です。ただ、そのために不都合なこともあるのですから、サポーターを有償ボランティアというあいまいな立場ではなく、しっかり予算をかけてその活動内容を明確にする制度にしていく必要があると思います。

全国各地で支援員の制度は様々だと思いますが、札幌の現状を知ってもらってアドバイスをいただければと思い2つの問題点(本当はもっとありますが)をお知らせしました。

 

付き添いについては先日のひろむの修学旅行の話をしました。

校外学習や修学旅行など宿泊を伴う場合の付き添いについては誰が行くのか、またその付き添う人を誰がさがすのか(市教委か学校か親か)いつもあいまいで、結局時間切れで親が付き添うということが今までの私の傾向でした。中学校の修学旅行は3泊4日で、家庭を持っているひろむの学びのサポーターさんが行けないことは事前に分かっていました。ひろむの場合、身体的な介助はないのですが、行動がゆっくりで周りのペースについていけなかったり(・・バスやJRに乗り遅れたら大変という学校の話)、一緒にできないこと(・・苦手な暗いトンネルもあるとのこと)、やらないこと(・・いやなことがあると頑固で動かなくなってしまう)などなど・・があるのでした。そういう部分ならひろむのことをよく分かっている先生が配慮してくださるのがいいので、先生の人数をひとり増やしていただけないかお願いしたのですが、それは相当難しい問題のようであっさり却下されてしまいました。

今までの校外学習などではひろむのいるグループの子どもたちはひろむのことを考えて、グループの自主学習のコースをゆったりしたものにしてくれたり、朝の身支度もかなり手伝ってくれたようです。まわりの子どもたちの優しい気持ちもわかるしそれはいいことだと思うがそこにも限界がある。周りの子どもたちがひろむのことにかかりすぎて自分のことが疎かになってしまってはいけない。そのためにその部分をサポートする人は必要だというのが学校の考えでした。でも同行する先生を増やすことはできないので、誰か付き添う人は必要だということでした。

学校も付き添う人については親でなくてもいいということでしたので、今回市教委に今までのように時間切れで親が付き添うということにならないように、「付き添いを市教委で探してほしい。」と要望しました。「学校や親は探せません!市教委で責任をもって探して下さい。」と伝えました。

 

そして旅行の約一か月前に市教委が付き添うかたを見つけて下さり。ひろむは無事修学旅行に行くことができました。

 

今回のことで良かったこととそうではなかったことがあります。

まず良かったことは付き添いについて市教委が探して下さったということです。このことは今回のひろむのことだけでなく、これから他の子どもたちが同じような状況になった場合も同じ対応をして下さるということを市教委は約束してくれました。

良くなかったことは旅費のことです。今回の付き添いのかたの分の旅費は残念ながら保護者の負担になってしまいました。付き添いが決まってから旅費の支払期限までほとんど日数がなかったので二人分支払うことになってしまいましたが、このことに関しては新たな課題として考えていくつもりです。

 

ひろむが全く親の付き添い無しでこのような学校行事に参加したのは初めてのことです。今回付き添って下さったかたもひろむにとても良くして下さって本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、修学旅行から帰ってきてホテルの部屋がそのかたと2人部屋だったことが分かって私はびっくりしました。

たしかに昨年の宿泊学習のとき、朝ひろむがなかなか起きなくて同室の子どもたちが大変だったということは聞いていました。だから今回は最初から別室にされたのでしょうか・・・周りの子どもたちのサポートもあった上でそれでも難しい場合にそこを埋めるための付き添いではなく、もしかして最初から周りの子どもたちのペースに追いつくための、周りに迷惑をかけないための付き添いだったのかと感じました。

 

今、親の付き添いを無くそうキャンペーンが行われています。親が付き添うよりは確かに違う人が付き添ったほうがいいけれど、でも一番いいのは付き添いなしで過ごせることだと思います。そのためには合理的配慮が、付き添った人、担当の先生だけでなく学校全体でなされることが大切なのだと思います。

 

最後に、修学旅行から帰ってきたときに付き添って下さったかたの一言が私は忘れられません。

「旅行中、JRとかで周りの子どもたちがみんなひろむくんに声をかけてくれたり、助けてくれていました。クラスが違う子もそうなんです。周りの子どもたちがとっても優しくて感動しました・・・そんなとき、ぼくは必要なかったんです。」

 

以上のような内容を持ち時間の7分を少しオーバーしながらお話しました。そのあとフロアから修学旅行の付き添いの問題について様々な意見が出ました。旅費について付き添い者の分を保護者が負担しなかった事例、またこれから修学旅行を控えている子どもの親からの質問など・・・ただ残念なことに帰りの飛行機の時間を考えると私はそこで帰らなければならず、後ろ髪をひかれる思いで会場を後にしました。

 

付き添い者の旅費については他県の事例を聞くことができましたのでそれを参考に調べていこうと思っています。

今回の全国集会でもまたいろいろなかたと出会うことができ、大変勉強になりました。充実した2日間でした~!

 

(青野 比奈子)

 

に投稿

修学旅行&就学相談ホットラインのお知らせ

新年度がスタートし、間もなく二ヶ月が経とうとしています。

先週ひろむの修学旅行があり、一昨日無事に帰ってきました。

今回、付き添いについては普段学校に来て下さっている学びのサポーターさんはいけないということだったので、事前に市教委で付き添いのかたを探してほしいと要望しました。

修学旅行や宿泊学習では付き添いを市教委、学校、保護者の誰が探すのかいつもあいまいで、結局見つからずに保護者が付き添うということが多々ありました。今回はそのようなことにならないように、「誰が付き添いを探すのか」を明確にしたいと思ったのです。

 

その結果、市教委が付き添いのかたを見つけて下さり、今回は私が行かなくて済みました。これに関してはとても良かったと思っています。

しかし残念ながら旅費については私の希望を叶えることができませんでした。「財源のないものは仕方ない」と言われてはどうすることも出来ず、付き添いのかたの旅費は保護者負担となってしまいました。

中学校の修学旅行となると旅費もかなりの金額です。障がいのある子の親だけが2倍の負担をしなければ子どもが修学旅行にいけないのはおかしなことだと思います。今後、市教委には財源のことに関して強く要望していこうと考えています。

 

さて、「就学相談ホットライン」のお知らせです。

6月7日(日)10:00~17:00に開催します。

受付電話番号は(011)852-2688  です。

共に学ぶことを進めていく相談として、ぜひご活用下さい。

(もしかしたら私が電話に出るかも・・)

 

明日は札幌のほとんどの小学校で運動会が開催されますね。

天気も良さそうでなにより。

みなさん、がんばって下さいね!

私は明日、DPI日本会議全国集会で福島に行ってきます。

 

(青野 比奈子)