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インクルネットほっかいどう・夏の学習会

インクルネットほっかいどうでは年2回、学習会を開催しています。

今回は、先日成立した「障害者差別解消法」について2名の講師のかたがわかりやすくお話して下さいます。みなさん、ぜひご参加下さい 😛 (青野)

 

内容はこちらです。

2013年インクル夏の集会:チラシ最終版

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パブリックコメントのお願い(締め切り間近です!)

文科省へ怒りのパブコメを出そう!

 

文科省がやっと「就学の仕組みの改正」に関するパブリックコメント募集を発表しました。概要しか提示されていないのですが、その内容は、私たちがこれまで批判してきた昨年7月に公表された中教審報告以下のものです。残念ながらパブコメによって改正案は変わることは期待できませんが、どれだけの批判があったかは、今後の通知や通達の影響を与えます。

数は力です。1通でも多くの批判意見を出して下さい。

 

学校教育法施行令の一部を改正する政令案の概要

 

1、趣旨

 平成24年7月に公表された中央教育審議会初等中等教育分科会報告「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」において、「就学基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就学先決定の仕組みをい改め、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意見、教育学、医学、心理学等専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である。」との提言がなされたこと等を踏まえ、学校教育法施行令について、所要の改正を行う。

 

2、改正の概要

(1)就学先を決定する仕組みの改正

 視覚障害者等(視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者(身体虚弱者を含む)で、その障害が、同令第22条の3の表に規定する程度のものをいう。)について、特別支援学校への就学を原則とし、例外的に認定就学者として小中学校へ就学することを可能としている現行規定を改め、個々の児童生徒等について、市町村の教育委員会が、その障害の状況等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとする。

 

(2)視覚障害者等による区域外就学等

 視覚障害者が、その住所の存する市町村の設置する小中学校以外の小学校、中学校又は中等教育学校に就学することについて、規定の整備を行う。

 

(3)保護者及び専門家からの意見聴取の機会の拡大

 市町村教育委員会による保護者及び専門家からの意見聴取について、現行令は、視覚障害者が小学校又は特別支援学校小学部へ新入学する場合に行うこととされているところ、これを小学校から特別支援学校中学部への進学時等にも行うこととするよう、規定の整備を行う。

 

3、施行日

平成25年9月1日(予定)

 

パブコメは、どのような観点でどれだけの意見が出されたかというかたちで集約されますので、同一意見の数を集めることが大切です。そこで以下の3点に絞って意見をだすことを提起します。書き方はいろいろあると思いますが、赤字の言葉を入れて書いて下さい。1つの意見で1通なので、一人3通をお願いします。もちろん、これ以外に文科省ほHPを見て資料の出ている「事前評価書」にふれての意見をだしてくださっても結構です。まずは、3点絞っての意見を出すことをお願いします。家族や職場、地域のかたにも呼びかけてください。

 

 

1、就学先決定のしくみについて

 教育委員会が総合的な観点で就学先を決定するのでは、現実的にはこれまでと変わらないことを、それぞれの経験から訴えた上で、障害の有無にかかわらず、まずは全員地域の学校の就学通知を出し、その上で、希望するものは特別支援学校に就学するという、原則統合の就学の仕組みに変えるべきであるという意見。

 

2、「本人・保護者の意見を最大限尊重」の明記について

 中教審に設置された「特特委」では、「本人・保護者の意見を最大限尊重すること」が論議され、報告にも明記されていました。しかし、意見聴取については、専門家と並列に書かれているだけです。就学相談や教育相談の意見聴取では、最大限、中教審報告にある「本人・保護者の意見を最大限尊重」することを明記すべきであるという意見。

 

3、合理的配慮について

 普通学級に在籍していても、保護者の付き添いが強要されている例が後を絶ちません。また、何らかの要望をすると、それならば、特別支援学級や特別支援学校へ行くように勧められる例もあります。障害者差別解消推進法にも、公教育での合理的配慮は義務付けされました。普通学級で安心して学べる合理的配慮を保障することを求める意見。

 

 

(1)提出手段 郵送・FAX・電子メール

 

(2)提出期限 平成25年7月28日(日)必着

 

(3)宛先  住所 100-8959

            東京都千代田区霞ヶ関3-2-2

            文部科学省初等中等教育局特別支援教育課

                              企画調査係 宛

        FAX 03-6734-2395

 

        電子メールアドレス pctokusi@mext.go.jp

 

(4)意見提出様式

    「学校教育法施行令の一部を改正する政令案への意見」

   ・氏名

   ・性別、年齢

   ・職業(在学中の場合は「高校生」「大学生」など在学する学校段階

        を表記)

   ・住所

   ・電話番号

   ・意見    1枚1意見、1メール1意見 

          

 

  

 

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小鳩会の就学の会に参加して

青野です。

今日、小鳩会の就学の会に参加してきました。

現在小学校に通っている子の親4名(特別支援学校1、支援学級3)が学校の様子をお話され、来年子どもが就学を控えている子の親からまだ赤ちゃんの親たちが熱心に先輩お母さんの話を聞いていました。

私はといえばひろむはもう中学生なのでおよびでない・・のですが、毎年開かれるこの会はなぜか普通学級の話がほとんどなく、小鳩会の親たちは普通学級の情報はいらないのだろうか・・・と悩みながらも、やっぱりお知らせしたい!会長さんに無理を言って今回、昨年の夏のつどいで上映したひろむの小学校生活のDVDをみなさんに見てもらいました。

限られた時間だったので上映以外に話をする時間もなく、DVDの感想や普通学級に関する質問が何も聞けなかったのが残念ですが、参加したかたにこのホームページをお知らせしたのでご覧になっていただいていると信じて、私が今日言いいたかったけど言えなかったこと2つを書きます。

 

まず一つ目は、参加されていたかたから、普通学級を希望していたけれど学校とのやりとりでうまくいかなかった。とか最初から学校に、しょうがいがあるのに普通学級なんて・・という態度をとられた、というお話しがありました。

私もそうでした。むしろ最初からうまくいくことなんてめったにないのかもしれません。でも「学校は変わる」それはありえる思います。私たちが行動すること、思いを伝えることで学校は変わってくれる可能性はあるのです。実際、ひろむも6年間で小学校は変わったと思います。最初からあきらめるのはもったいないのではないか・・と思っています。

 

もうひとつは「普通学級で勉強も分からずずっと座っているだけになって子どもがかわいそう」という話もでました。

でもそれは果たして「無駄な時間」なのでしょうか?私はそうは思いません。同じ教室で同じ空気を吸っているからこそ生まれる仲間とのつながりを感じるからです。それは目に見えるものではないので一見とてもわかりにくく理解されるのも難しいかもしれません。

でもその「空気を共有する」ことがのちの子どもたちにとって大切なものになるのではないかと思います。

このことについては「ワニなつノート」の佐藤陽一さんも書かれています。

 

「誰のものとも考えられずに共有されている」豊かさ

                            佐藤 陽一

 「分からない授業はかわいそう」等という言葉に対して「授業という生活」という言葉で表したかった中身がここにあります。授業という生活のなかでの「考えや声や空気」は三十数人の間に共有されていくのです。日々の生活のなかで「誰のものとも考えられずに共有されている」ものがどれほど豊かな種であることか。

 例えば人はどんなに年をとっても子どものころの同級生の存在は子どものころのままにあります。子どものころのクラス会が50年も60年も続くのはそのときそこにいた仲間の間だけに「共有」された物語があるかあらだと思います。

 「共有される物語」から子どもを取り出してはいけません。子どもの時間に共有された豊かな種が、大人になってからの生きるを支えることもあるのですから。

        (ワニのなつやすみ №98より)

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小鳩会の「就学の会」

急ですが、明日7月10日小鳩会の「就学のお話会」があります。
小鳩会はダウン症の会ですが、明日はダウン症に限らず子どもの就学を考えているかたならどなたでも参加できます。現在子どもが小学校に通う先輩お母さんの話を聞いたり、就学に関する質問や悩みなどを話し合います。
おそらく特別支援学級に通う子どもの親が多いかもしれませんが、私はひろむの小学校のときのお話、普通学級での様子を映像を交えてお話をします。
もしお時間がありましたらぜひ、見に!聞きに!来て下さい。

中央区南4条西10丁目(石山通り沿い)
北海道難病センター
TEL 011-512-3233

10時からです。
駐車場はありません。

青野

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夏のつどい

8月は例会ではなく毎年恒例の夏のつどいです。たくさんのご参加お待ちしております。

 

第34会「障害」児を普通学校へ 夏のつどい

「みんなで話そう 誰もがともに生きる社会

                  ~映画とトークのつどい」

 

「障害者差別解消法」が成立しました。本当のインクルーシブな地域・社会を求め、保護や管理や制限ではなく、地域でみんなといっしょに、自分らしく生きていきたい。そんな思いを語り合えたらと思います。

 

映画「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」(74分)

3・11東日本大震災、被災地の障害者のさまざまな現実に迫るドキュメンタリー。

監督:飯田基晴(「あしがらさん」「犬と猫と人間と」)

制作:東北関東大震災障害者救援本部

 

お話 「それでも、地域で生きる」 岡本 直樹さん

1982(S57)11月27日、札幌生まれ。小学校は普通校。中・高で養護学校に通う。趣味は週末に通っている英会話など。

現在、ILーismの事務局長。母体のJILに設けたユースパワーネットで被災地の岩手、福島で当事者の声を聞いて回る。

 

みんなで話そう ・会場のみなさんとフリートーク

 

 

日時 8月10日(土) 13時受付~16時30分

会場 札幌エルプラザ 4階 大研修室

      札幌市北区北8条西3丁目 JR札幌駅北口より徒歩5分

参加費 1000円

 

保育室での保育の必要なかたは7月30日までにお申し込み下さい

 

主催 障害児を普通学校へ つどい実行委員会

共催 インクルネットほっかいどう

    札幌・共に育つ教育を進める会

    どんなに障害が重くても地域の学校へ・連絡会議

 

連絡先 札幌市清田区北野5条3丁目1-14

      NPO法人地域生活きたのセンターぱお

      011-889-6560(荒野耕司)

 

     またはこのホームページの連絡先まで