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旭川の保護者会に参加してきました


 先日の会報でもお知らせしましたが、11月18日、会長の堀さんとともに旭川に行ってきました。旭川市のわかくさ学園父母の会が主催となって開催された保護者教室でお話しをさせてもらうためでした。

 その前の週、テレビで旭川の積雪を見たとき、無事に行けるのだろうか・・と不安がよぎりましたが、雪も溶けその日はまずまずの天気で、私の車で、やや迷いながら・・なんとか会場にたどり着くことができました。

 余談ですが、私は小1から小5までは旭川で過ごしました。そして私の母校である春光小学校が今回の会場である愛育センターのすぐそばにあり、おそらく当時私の住んでいた公務員宿舎もこのあたりだったんだな~と思い出に浸っていました。

 さて、今回の保護者会にはわかくさ学園(未就学の肢体不自由児の通園施設)、みどり学園(未就学の知的障害児の通園施設)の保護者が約50人参加していました。最初はこの保護者会を立ち上げた、どんなに・・の会の会員である平田さんのお話でした。平田さんは息子さん、かずきくんの学校生活を通して体験したこと、感じたことをお話しされ、これから子どもの就学先を決める保護者に対して、普通学級という選択肢もあることを知ってもらいたいという思いを述べられました。

 その後、私、そして堀さんという順番で、自分たちの子どもが普通学級で過ごしている現状、そこから感じたこと、学んだことなどをお話しさせていただきました。

 

 実は今回の保護者会、お話ししたあと親たちの反応はどうなんだろう・・とちょっと心配していました。というのは、札幌でこのような通園施設でお話ししたときに、反応があまりにも薄い・・というか、もう特別支援学校に決めているので普通学級なんて・・という反応をされたことがあったのです。

 でも会が終わったあと何人かのお母さんが私たちのところに来て下さって、「普通学級なんて最初から選択肢になかったので、お話しをきいて驚きました。」とか「就学相談にいって特別支援判定になったけれどしっくりいかなかった。これから普通学級を考えていきたい。」などおっしゃって下さって、「やっぱりはるばる旭川まできた甲斐があった~」と嬉しく思いました。

 就学に関して本人、保護者の意志が尊重されるようになったとはいっても学校側の受け入れには課題がいっぱいで、それを乗り越えていくためには「仲間作り」がとっても大切なことは、私の体験からも感んじていることです。学校との話し合いでへこんだとき、仲間に一言に何度勇気づけられたことかわかりません。

 旭川はそのような環境はまだまだ整っていないのかもしれません。でも今回の保護者会をきっかけに、これから仲間が集えるようになればいいなと思っています。

 

 また今回、お話しさせていただいたことで「お知らせすること、伝えること」がとっても大切だということにあらためて気づかされました。平田さん、そして旭川のみなさまありがとうございました。

 

 ちなみに・・帰りの車では、堀さんと「二人で出前講座でもやりたいね」と大盛り上がりの私たちでした・・       

                                  (青野 比奈子)