8月29日に「障害」児を普通学校へ夏のつどい2015がありました。
当日はいろいろな行事と重なっていたこともあり、参加者が少ないのでは・・と私たち実行委員は考えていたのですが、嬉しいことに予想が外れ、多くの方に参加していただくことができました。
この会の会員のHさんが、来年息子さんの就学先で普通学級を考えているご友人を連れて一緒に旭川から参加して下さるなど、嬉しい出会いもありました。
今回講演して下さった杉田宏さんは、三重県在住で、「特定非営利法人 ピアサポートみえ」というところに勤務されているかたです。
杉田さんとの出会いは今年2月に滋賀県で開催された全国教研でした。
私たちは毎年障害児教育の分科会に参加していますが、今年は杉田さんもそこに参加されていました。当事者という立場から「保健婦さんにまで自分の情報を提供してほしくなかった!ボクのことはまわりの子どもにこそ知ってほしい!こうしたほうがいいと言われるよりどうしたいのか聞くほうが大事、本人の主体性を大切にしてほしい!」などと発言されている姿が私にとっては印象的でした。
今年の夏のつどいの講師を決めるときに、私たち実行委員は全国教研で出会った杉田さんのお話を聞きたいと考え今回の講師をお願いしたところ快く引き受けて下さったというわけです。北海道に来られるのは初めてのことだということで、初北海道が私たちの主催する夏のつどいなんて光栄です。
集会では前半は杉田さんの幼少期から学校生活、卒業してからのお話をしていただき、後半は参加者から感想や意見、質問などを話してもらい杉田さんが答えるという進め方でした。
今内容についてはまとめているところですが、録音を聴いていると一人一人の質問に対して杉田さんが誠実に丁寧に答えて下さっている様子がよく分かりました。杉田さんにはトータル3時間半くらいお話していただく形になってお疲れだったことと思います(ごめんなさい!)でもとても充実したいい時間でした。
お話を聞くと北海道に比べて三重のほうがインクルーシブ教育は進んでいる感じがしました。ただ、杉田さんがおっしゃっていたのが、三重には私たちの会のようなネットワークがない。やはり、情報交換ができるような、いろいろな立場の人がつながれるよう機会は必要だということでした。
あらためてこの会をもっともっと盛り上げていかなければならない、と強く感じました。
杉田さんもこの会の会員さんになって下さいました。来年からは参加者として夏のつどいに来て下さるかも・・・
余談ですが、杉田さんのおかげで、近いのになかなか行けなかった羊ケ丘展望台や大倉山のジャンプ台などをゆっくり観光することができました(^^)
集会の内容がまとまりましたらまたお知らせします。(前のお知らせでも同じことを言ってますが、ちゃんと報告します(^_^;)
(青野比奈子)