小中学校の終業式も終わり春休みに入りましたね。そして4月になれば新しい生活が始まります。入学、進学を迎えられるみなさんおめでとうございます。
さてお読みになったかたもいらっしゃると思いますが、先日、旭川の会員の平田さんの投稿が北海道新聞の生活面「いずみ」に載りました。平田さんの息子さんのカズくんの学校での心あたたまるエピソードです。
「応援団に囲まれて生きる幸せ」 平田 江津子(旭川市)
「息子さんがトイレで他の学年の子たちから「ヘンタイ」「オカマ」などとののしられるとい事態が発生しました」。毎日、楽しみにしている息子の担任の先生からの連絡帳の内容に、一瞬胸がズキンとした。
息子は小学3年生で、重度の知的障害を伴う自閉症。地域の小学校の特別支援学級在籍だが、ほとんどの時間を普通学級で過ごさせほしいと学校にお願いしている。どのような手だてがあれば普通学級(一般社会)で過ごせるのか、また、まわりに助けてもらう方法を息子自身がどう身につけていくか。一生涯必要となるその訓練には、普通学級のたくさんの友達の力が必要不可欠だ。
その日、学校から帰宅した小5の娘が「廊下に居た私のところにカズのクラスの子がたくさん駆け寄ってきて「カズくん、トイレで悪口言われたんだよ!許せない!」と、口々に私に報告してきたの。プンプン怒っている皆に「ありがとう」と言ったよ」と報告してくれた。障害児を弟に持つ娘の心の葛藤を見守り続けてきただけに、感慨深く、うれしいセリフだった。
そして息子が「障害」によって分離されない空間に多く居ることで、みんなと同様に、子ども時代にしか味わえない体験を日々得られているのだという喜びも実感した。娘よ、そしてクラスのみんな、担任の先生、ありがとう。まわりにすてきな応援団がたくさんいて幸せだね!カズ。
(北海道新聞 いずみ 2014.3.23)
(青野 比奈子)

