障害者権利条約・障害者差別解消法 勉強会
「大谷恭子弁護士から教育分野での
合理的配慮のあり方を学ぶ講演会」
ご存じのとおり、今年4月1日から「障害者差別解消法」が施行されました。「障害者差別解消法」では、障害のある人に対する合理的配慮を求めています。
一方、ここ札幌で、今年4月、あるダウン症の男の子が公立の定時制高校に不合格になりました。入試は面接試験のみです。定員内不合格です。この高校は入試前、「定員内不合格は出さない方針」を明言していました。
この男の子には知的障害があり、初めての場面では緊張が強く、初対面では言葉を聞き取りにくいところがあります。緊張した場面で、自分の意思を正確に伝えるには、介助者を付けるなど何らかの工夫が必要です。
保護者はこの子の障害の特性を踏まえ、面接試験への介助者の同席を求めましたが、高校側は「試験の公平・公正」を理由に認めませんでした。
結果、この子はひとりで面接試験に臨み、不合格になりました。高校に促され。4次募集まで受験してもなお、結果は同じでした。
さて、この子の入試にあたり、障害者差別解消法が求める「合理的配慮」が提供されたと言えるでしょうか。
この問題を考えるにあたり、障害児教育の分野の第一人者である大谷恭子弁護士をお招きして勉強会を開催することになりました。
大谷恭子弁護士はこの分野の第一人者で多くの実践経験をお持ちです。単なる法律解釈にとどまらない話をうかがえる貴重な機会になると思います。多数のご参加をお待ちしております。
*日時 2016年7月8日(金)
18時~20時(最大20時半)
*会場 教育文化会館 4階 大講堂
(札幌市中央区北1条西13丁目)
*参加費 500円(資料代)
*主催 北海道障害者人権センター、
公立高校入試障害児差別対策弁護団
*共催 DPI北海道ブロック会議
インクルネットほっかいどう
*申込 6月30日(木)までにこのHPの連絡先まで(青野)